劇場:新国立劇場(中)
出演:平 幹二朗・麻実れい・手塚とおる・田中美里・綾田俊樹・田根楽子・大鷹明良・植本潤 他
作:ルイジ・ピランデルロ 翻訳:田之倉稔 演出:ジョルジュ・ラヴォーダン
お勧め度:★★(星2つ)
世界から隔絶した山間に建つ一軒の別荘「ラ・スカローニャ」。この別荘の主は世界に絶望し隠遁生活をおくる魔術師コトローネだ。ある日この別荘におちぶれた旅の一座がやってきた。伯爵夫人と名乗る主演女優イルセは正気と狂気を行き来している。劇団員は別荘に一夜の宿を借りた。その晩、彼らは夢の中に引きずり込まれ、幻想的な体験をする。翌朝コトローネは、劇団員たちにある提案をもちかけた。「山の巨人と呼ばれる二家族の結婚式の余興に芝居をしてみてはいかが」と・・・・。
んんんんんん。。。。
これ一回観ただけじゃ理解不能かも。。。
ひっさびさに 「難解」と感じる作品でした。
それを表すかのように 週末だというのに客席はかなり淋しかったです。
なので 感想という感想は 残せない感じ。。。(^_^;
難解で理解不能なものに無理に言葉を残すと 嘘ものになる気がするので(笑)
三幕ものですがこれ「未完の作品」で、ピランデルロの最後の作品として知られている作品らしいです。ピランデルロがきちんと台本として遺したのは二幕まで。三幕は構想のみ伝えられています。
なので 今回は2幕まではきちんと上演し、三幕は字幕であらすじを知らせるというスタイル。
ラストがしっかり描かれていればもっと理解できた???
いやいや。。。どっちにしろわからんかったかな。。。(^_^;
あと2~3回観れば理解でけるんだろうか。。。。
ただ 言葉自体は なるほどな~~ と思える蘊蓄?(笑)がいっぱい含まれていましたよ。
イタリアのお話を 日本人が解釈して演出したらまた違ったものになるのかもしれないなぁ。。。と思いました。

基礎体温【 36.30】度
2008,11,05 Wed 16:47
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