劇場:有楽町朝日ホール
出演:光枝明彦・今拓哉・土居裕子
音楽監督・ピアノ演奏:小原孝 バイオリン演奏:真部裕
お勧め度:★★★★
スポーツコラムニストとして仕事に忙殺される日々を送るミッチ・アルボムは、
ある日偶然、テレビで大学時代の恩師の姿をみかける。
恩師・モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。
戸惑いながらも16年ぶりの再会を果たしたミッチは、
死に直面したモリー先生が幸せそうな事に驚く。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」。
その日から毎週火曜日、モリー先生とミッチ、二人だけの「最後の授業」が始まった。
テーマは愛、家族、仕事、そして「人生の意味」について。
それは、この上なく幸せで、歓びに満ちた時間。
時は無情に刻まれる中で、ミッチは、人生の輝きを取り戻してゆく。
音楽朗読劇という珍しい形態。
要は朗読の合間に歌がある。朗読のバックに音楽が流れている。そんなイメージ。
これ 確か元々はラジオドラマだったと記憶しています。
その後 一回舞台で上演されたはずです。
原作や今度加藤健一事務所で上演されるブロードウェイ版の作品には 土居さん演じるミッチの妻:ジャニーンは出てきません。
ジャニーンに語り手をさせること そして土居さんの透明感のある声でいろいろな想いが浄化されていったような気がします。
ラジオドラマをはじめて聞いたときに原作を読んでいるので 記憶が多少曖昧ですが 基本的に原作に忠実に作っています。
なので モリー先生に死が近づくにつれて どんどんどんどん 切なさが増してくる。
でも終わった後に残るのは不思議なことに清涼感。
劇中に何曲か入っている歌や音楽がそういう方向に運んでいるような気がする。
土居さんの歌ききたさで行ったけど。。。。
不思議だけど素敵な作品でした。
加藤健一事務所版のストレートプレイ版もも足を運びたいと思います。

2010,04,19 Mon 10:47
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