劇場:国際フォーラム
出演:安蘭けい・伊礼彼方・ANZA・光枝明彦・沢木順・宮川浩 他
脚本・演出:木村信司(宝塚歌劇団) 作曲・編曲・音楽監督:甲斐正人
お勧め度:★★★
時はいまから3500年前の古代エジプト。
ファラオが支配する強大な王国エジプトは、宿敵エチオピアとの再度の戦いを起こそうとしていた。
戦士ラダメスは、エチオピアに勝利した暁には、恋心を募らせるアイーダに愛を告げようと決心する。
先の戦いでエジプトの囚われ人となっていたエチオピアの王女アイーダもまた、祖国の敵と知りながら、強く逞しいラダメスに密かに心惹かれていた。
ラダメスに恋するエジプト王女アムネリスは、彼のアイーダへ向ける視線から二人の仲を疑いはじめる。
ファラオはエチオピアとの戦いに決着をつけるために新たな将軍を選んだ。
神官が告げたその名は――「ラダメス」。
ラダメス率いるエジプト軍は破竹の勢いで勝利し、その褒美にラダメスはエチオピア人の解放を願い出る。
戦場より連れ帰った囚人の中には、アイーダの父であるエチオピアの王アモナスロもいた。
ラダメスの熱意に負けたファラオは、囚人を解放することを決断する。
エジプトは束の間平和を取り戻した。
しかし、復讐のためにファラオを暗殺したいアモナスロは、アイーダの恋心を利用しようとする。
祖国を取るか、愛を取るか、アイーダの心は激しく揺れる。
そこへラダメスが現れ、アイーダに愛を告白する。
ラダメスの求愛に戸惑うアイーダ。だが、すべてをかけて愛を貫くラダメスの思いを受け止める。
二人は束の間の幸せに浸ったが…。
元が宝塚の作品だけ会って 良くも悪くも宝塚色強し。
アイーダが主役の作品にかえるついでに、作風ももうちょっと考えてほしかったなぁ。。。と思います。
以前宝塚で上演されたものを アイーダを主役に置き換えての上演。
これ TVでオンエアされたのをちょびっとだけ見たことがあります。
今にして思えば 一幕の途中30分ぐらいと、2幕のクライマックス。(相方にチャンネル変えられたのでした。。。涙)
で 舞台。
一幕序盤は。。。ウーン (Θ_Θ;)
全体的に 不協和音率高し。
夫曰く 正しい音を想像して脳内再生してるだけで疲れた そうでした。
一幕中盤ぐらいからやっと軌道に乗ってきた感じかな?
なので 一幕ちょっと パワー不足で 二幕になってエンジンかかったみたいな。
安蘭さんは、宝塚卒業後すぐの作品だと 結構 違和感を感じるものが多いのだけど、(多分演じ手が 「女性」役に戸惑っているからだと。。。)これは あくまでも他のOGさんに比べてと言う意味だけど、あまり感じなかったです。
宝塚時代に同じ役をやっていたそうなので それもあるのかな?
元が宝塚のために書き下ろされたものなので。。。
脚本も歌詞も稚拙ですw これはしょうがないこと?
どうも 宝塚のそのまま使っているようなので 多少変えた方が良かったんじゃないかなぁ? と思います。
歌詞は「エジプトは強い。エジプトはすごい」の連発w
宝塚ならばこういう感じだったんだろうな~ と想像できるし、宝塚なら 多少稚拙でも あまり気にならないのだけど。。。
これを 少数精鋭の舞台で同じ歌詞でやられちゃうと違和感感じまくり。
うーんなんというか。。
突っ込みどころ満載の歌詞に展開でした。
この舞台で伝えたいことは分かるし、伝わってくるんだけど。。。
作品的に今ひとつ受け入れがたいというか。。。
そんな感じの舞台だったので 普段良いなぁ~ と思っている役者さんでも あまりしっくりこないなぁと感じたというのが素直な感想かな。。。ちょっと残念だけど。
そんな中特に印象に残ったのは ANZAさん。
可愛くて嫌みがなくて みんなに愛されるお姫様。
ファラオになってからの苦しみなど よく伝わってきました。
王としての威厳とかはなかったけど、彼女の役作りとか 作品的にこれで正解なのかと^-^
伊礼さんは。。。演技力の問題もあるんだろうけど 将軍と言うよりは王子様でしたな。。。(笑)
もうちょっと 説得力のある将軍だと かなり印象変わったかも?とは思います。
あと すごい良かったのはオーケストラ。
出るべき音が出ているというのは 嬉しいですな。
こういう オーケストラ 東○さんでは 望めないもんな。。。。(笑)

2009,09,30 Wed 10:30
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